47都道府県の魅力度ランンキングで、しっかり中間の「24位」を獲得した鹿児島県。。。(笑)
とはいえ、コロナも緩和され国内外問わず観光客の方々が鹿児島に観光に来てくださっています。
ようこそかごんまへ~
私はうまれも育ちも鹿児島で、生粋の鹿児島人でもちろん鹿児島弁しか話せません!
そんな私の大切な街、鹿児島にもコーヒー文化が根付いており、今回は私が大切にしている穴場スポットを2カ所ご紹介したいと思います。
コーヒーって本当に魅力のある飲み物だと思っていて、私の心地よさを演出してくれる、人生で欠かせない時間がコーヒーをゆっくり味わう時間です。
ドリップする時の泡立つ音も好きですし、湯気と共にコーヒーのアロマがふわっと香り立つところも飲むときの楽しみを惹きたててくれます。
Contents
鹿児島でのコーヒーの歴史
世界中の人々から愛されるコーヒー、どんな所が魅力なのでしょうか。
豊かな風味とアロマはそれぞれ独自の味わいを持っていて自分に合った味を見つけることも楽しいですよね。
コーヒーに含まれるカフェインは、多くの人にとって気分を高める効果があります。
覚醒作用や集中力向上などが期待できるため、朝食や仕事中など、日常的なシーンで愛されています。
またコーヒーは、リラックスした時間を過ごす手段としても人気があります。
忙しい日常を少し離れ、心地よいカフェの空間でコーヒーを楽しむことで、リフレッシュしたり、ストレスを軽減したりすることができます。
鹿児島とコーヒーも長い歴史がありますよ。一つずつ紐解いてみましょう。
オランダ船の来航とコーヒーの導入
鹿児島県は、かつて薩摩藩・大隅藩として知られ、江戸時代には西洋諸国、特にポルトガルやオランダとの交易が盛んでした。
この交易の中で、オランダ船が鹿児島に寄港する際に、日本に初めてコーヒーが持ち込まれたのです。
この新しい飲み物は、当初はその貴重さから上層階級のみのものとして扱われ、庶民の間で一般的な飲料とはなりませんでした。
時代が流れ、1960年に日本全国でコーヒー豆の輸入が全面自由化されると、この黒い液体は都市部から地方へと波及し、鹿児島県内でも徐々にコーヒー文化が根付いてきました。
それに伴い、鹿児島の人々の間でコーヒーに関する知識や楽しみ方も広まり始め、カフェや専門店が次々と開店。
今では多くの県民が日常的にコーヒーを楽しんでいます。
カフェの発展
明治時代に入ると、鹿児島でもカフェ文化が栄え始めました。
欧米の文化に触れる機会が増えたことや、学問や知識の拡充などが背景にあり、これにより、コーヒーを楽しむカフェが街中に増えていき大衆化がすすんでいったと言われています。
喫茶店からカフェへとシフトし、若者も気軽にコーヒーに触れる時間が増えていきました。
私が学生の頃は鹿児島にはまだスターバックスが無くてとても憧れていました。
19歳の時に福岡に遊びに行ったときに生まれて初めてスタバに行ったことをいまでもよく覚えていて、6人全員人生初スタバに大興奮しながら美味しい!と盛り上がりました。
美味しい飲み物は美味しい記憶と思い出を作ってくれるんですね^^
穴場スポット2選
それでは、さっそく鹿児島でゆっくりコーヒーが味わえる穴場スポット2選をお伝えしていきます。
ゆっくり出来る点を特に重視して選びました。
貴重な休日などの時間が取れた時に是非みなさんも行かれてみてくださいね。
可否館(こーひーかん)
読み方は「こーひーかん」で、なぜこの漢字なのかというと、日本に初めてできた喫茶店の名前が「可否茶館」で、そこからの由来のようです。
コーヒーという言葉は英語の coffee をそのままカタカナ表記にして誕生したもので、コーヒーを漢字に当てはめて「かーひー=可否」となったとのこと。
私の勝手な仮説にはなるのですが、コーヒーは初めは日本人にはウケが悪かったとの歴史の背景から、コーヒーが好き(可)か嫌いか(否)はあなた次第、という思いも入っていたのではないかなあと思っています。
さて可否館はコーヒー染めした暖簾から味わいがあり、お店に入る前からわくわくします。
店内は茶色を基調とした民藝品が落ち着いた雰囲気で、珍しい豆もたくさんあるので店員さんに自分の好みを伝えて選んでもらうのもおすすめです。
焙煎する前に、ひとつひとつ豆をチェックし、傷んだ豆を手作業で取り除く「ハンドピック」をしてからコーヒーを淹れてくださっているそう。
あんなに小さい豆を一粒一粒チェックされているなんて本当に手間のかかる細かい作業だと思いますが「本当に美味しいコーヒーを味わってほしい」という店員さんの思いがギュッと詰まっていて味わい深いんだなあと美味しさを身をもって体感することが出来ますよ。
またカップも民藝品で提供され、普段自宅や海外風のカフェでは見たことがないデザインや素材が可否館の趣にぴったりで、とても印象深く残ります。
あー、記事を書きながら今すぐ可否館に出向きたくなってきました(笑)
ゆっくりまったりコーヒーが味わえる一押しのお店、可否館のご紹介でした!
可否館へのアクセス
可否館の前の筋は少し狭いので店舗前の4台に停めるときはバックで素早く駐車したほうが帰りがスムーズかと思います。第2駐車場の2台、他にコインパーキングもあります。
営業時間 10:00~20:00 夜遅くまで空いているので夕方からのしっとりとした時間と雰囲気の中で飲む夜コーヒーも最高。定休日は第1・3・5水曜日。
dankenCOFFEE池田湖PAX店
鹿児島でも有名な「ダンケン」というパン屋さんが展開するdankenCOFFEE(ダンケンコーヒー)が、新たに出店した池田湖PAX(パクス)店を二つ目のお店に選びました。
dankenCOFFEEは鹿児島に全部で4店舗あり、さわやかで飾りすぎていないおしゃれな店内がどの店舗にも備わっていて落ち着く空間です。
池田湖PAX店は、鹿児島の観光地の一つ指宿にある「池田湖」のほとりに誕生しました。
店名にあるパクス(ラテン語:Pax)という言葉は、平和を意味するラテン語のことで、ローマ神話に登場する平和と秩序の女神のイメージを重ねて名付けわれたそうです。
名前の通り、穏やかな池田湖のきらきら光る水面とと波打った形をしたお店との調和が「平和だなあ」という安心した気持ちにさせてくれます。
1978年には池田湖に猛スピードで泳ぐ、背中に二つこぶがある未確認生物がいる!と話題になり、ネス湖のネッシーにあやかって「イッシー」としてその名をとどろかせていたんですよ!
幼いころは池田湖に行く度に、イッシーが泳いで居ないか目を凝らして湖を眺めていました(笑)
今もこのdankenCOFFEE池田湖PAX店のすぐ近くにイッシー像があるので、ぜひ一緒に写真撮影してみてくださいね★
もちろんテラス席があり、湖と周りの緑が本当に癒され美味しいコーヒーをまったり味わうことが出来ます。
dankenCOFFEE池田湖PAX店へのアクセス
開店は9:00からで11:00までモーニングもあります。
鹿児島市内から車で約一時間、国道226号を海沿いに進み左手に見えてきます。駐車場も広く停めやすさ◎隣接されたおトイレもあるので、ドライブの寄り道にも便利な場所。
7・8月はサマータイムにて19:00までの延長営業中。テラス席のスペースでは朝ヨガや音楽ミニコンサートなどイベントが行われることも。
まとめ
今回は、鹿児島でゆっくりコーヒーが味わえる穴場スポット2選ということで、私が大好きな空間をご紹介しました。
コーヒーのことをすこし紐解いてみたかったので歴史についても触れました。
可否館とdankenCOFFEE池田湖PAX店を選びましたが、食器や雰囲気・大自然との融合などそれぞれの良さが光る穴場スポットだと思います。
何気なく日常に溶け込んでいるコーヒーを飲む時間。
そんな中にこそ、豊かな時間が隠れていますので、みなさんも是非素敵なお店でゆっくりコーヒーを味わう時間を作られてみてはいかがでしょうか。
コーヒーの香りや味に五感を傾け、心地良さを体感できることを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す